道の駅【西目】には、人情の厚い駅長さん。菊池さんがいらっしゃいます。
天使の羽音として販売していた当時。本当に売れなかった時代がありました。
そんな中で場所代も取らずに、スペースを貸していただき、個展も開催させて頂きました。
苦しかった時期…真冬の道の駅での思い出は寒さももちろんありますが(笑)
菊池さんの人情に本当に救われる思いでした。
道の駅には色んなお客様がいらっしゃいます。地元の方々を始め県外からの観光の方…
そんな多くの人たちが行き交う道の駅だからこそ、みんなに愛される駅を目指して努力を惜しまない菊池さん。
そんな姿勢を通して…接客とはお客様の笑顔を引き出すことなんだなぁと肌で感じたものでした。天使の羽音専業から、看護師という職業に戻る最後の販売の場所が、実は西目の道の駅でした。
今から4年前の1月22日。
販売というお仕事から、本業の看護師に戻る前日この売場が最後だと思っていました。
明日から始まる新しい環境もそうでしたが…それ以上に大好きな販売の世界から退くんだなという想いがいっぱいでした。
夢を諦め、新たな道を進まなくてはならないと、当時はとっても複雑だったことを覚えております。でもね、夢って諦めたら終わりなんですよね
お店を諦めきれなくて、ガラス彫刻の世界を少しでも多くの方々に知ってもらいたい想いと、作りたい笑顔がある。
ただそれだけで3年間…個展を続けてきました。続けることで独自の作風とも言える【カービングマインド】を開拓し、お客様の声に支えられて改めて、ガラスのギフト専門店としてリニューアルOPENすることが出来ました。
活動休止中でも、個展のチラシをお願いしたくて西目に伺うと、『頑張ってるな!』と迎えてくださった笑顔
どれだけ救われたかわかりません。
天使の羽音は多くの方々に支えられ、そして大切に育てて頂きました。
お名前に着目した【いのちの名前】という個展。実は天使の羽音で活動していた当時、お世話になったり縁のある方々をテーマに取り上げさせていただきました。
私のできる精一杯の恩返しでもあり、そしてその方々の大切にしている想いを改めて伺うことで、その方々の人生の瞬間を表現したかったのかもしれません。
こうして今、お店をOPENできるようになったのも、多くの出会いと多くの方々の想いを通じて、私自身が成長できた証のようにすら思えます。