年1回の新作発表の場となっている【秋田県生涯学習センター】の個展。コロナウイルスの蔓延で、早い時期に開催を諦めていた自分がおりました。それでも開催出来る方向で現在進んでおります。
ただ秋田市内でも新たな感染が確認され、正直開催自体危うい危機感を持ちつつ今できる事として作品製作に向かっております。
秋田の笑顔・輝く絆展Ⅱ 予定では8月12日から8月30日までの開催予定となります。
この個展はガラス彫刻はもちろんですが…【いのちの名前】として、取材し取り上げる方々のお名前に文章や生き様。大切にしている想いを表現する事で、秋田で頑張っている方の笑顔を一緒に刻んでおります。
前回開催時は作品を一切掲載せずに、終わってから数名取り上げてご紹介いたしましたが、今回は開催出来たとしても…コロナウイルスの動向次第では開催中止も充分考えられます。
それでも私があえて…開催に向かって動いているのは…こんな時だからこそ、届けたい言葉があるからなのかもしれません。
取材を通して私が伝えたいもの…それは人の魅力です。生きる強さだと思います。いろんな思いを重ね、いろんな人たちに支えられ、そして形成されてゆく魅力こそ…人類に与えられた神様からのギフトだと思うのです。
人の言葉はその人の考え方。物事の捉え方として、言葉になり紡がれてゆきます。その言葉こそ…大切な意味を持つということを、私たちはどれ程自覚し話しているのだろうかと…ふと、思うのです。
人の言葉で支えられ、そしてその想いに心動かされる。
絆とはその積み重ねであると、感じます。
未知のウイルスの前ではあまりにも、なす術もなく…そして渦に飲み込まれてゆくように…起きる自然災害。
あまりに大きな災害の前では、絶望しか見えない闇も…受け入れるしか無い思いも…心一つに乗り越える先に見える希望。たとえ小さくとも灯す明かりがある限り、人に救われ助け合いながら多くの歴史を刻んできたのだと思います。
名もない自分が作り続ける意味がどこに向かっているのか…正直わかりません。わからないながらにも、もがいて必死にしがみついてきたもの。それはまだ見ぬ誰かに、届けたいんだと思います。
人としての魅力。強さ。生き様…それが【いのちの名前】です。
みなさんの一人一人の中にある【輝く想い】見失うことがない様に…たとえ苦しい中で見失いそうになっても…そばにいる仲間を信じて。立ち上がり歩き続けて欲しいのです。
この想い自体、自分自身に向けている言葉でもあり。そしていつも周りでサポートしてくれるすべての人達に捧げたいと思います。