本日から…予定では、新作個展開催初日でした。2016年から開催し続けてきた、年1度の新作個展は多くの方々の想いで支えられ、歩いてこれた様に思います。
そして誰より楽しみにしていたのは、自分だった様に思います。
個展は半年ほどの時間をかけて、準備します。まず誰を取りあげるのか‥と言う部分では、前回の個展以降ご縁があった方であったり…心動かされた方をクローズアップしている様に思います。
その方を取材し、感じた想いを【いのちの名前】としてお名前をもとに文章を構成します。
そして制作に入るのですが…その期間2から3ヶ月。集中して彫り込みます。最低でも10作品ほど作りあげるのですが…その短い期間だけでも初期に彫った作品と、終盤で作る作品は異なる表情を見せてくれます。
ガラスなので、勿論失敗はできません。一つの作品に魂が入る瞬間の達成感が表現者としての醍醐味なんだと思います。
すべての作品に満足できているわけではなく・・・逆に作風が変わった事でもう一度彫りなおしたいと思う私がいるのも確かです。
そんな葛藤もすべて…昇華させてくれるのが、生涯学習センターでの個展の様に感じていました。だからこそ、今回延期…という選択。
会場の都合もあり…おそらく半年以上先の話となるかと思います。
その状況でも、延期という選択に間違っていないと思います。それが正しいと判断した自分と、開催したかった想いもすべて…次に繋げる課題となり、私自身がさらなる成長のための準備期間にできる様に努力したいと思います。