慌ただしい年であったと同時に、自分にとっては重要な1年になりました。
天使の羽音として、一度閉めたお店を開ける覚悟をし、自宅の工房兼店舗を開き、ガラス館設立。
多くの出会いと、繋がったご縁からいただいた企画であったり、作品の中でも川連漆器【蒔絵】とのコラボは未来を大きく変えてくれました。
そして兼業ゆえ学ぶ機会に恵まれた1年でした。
看取りをやらない前提でも、最期のときを過ごす方がいらっしゃいます。
その度、壁にぶつかります。
人生とは…死とは…真摯に向き合う機会が、私の人生観を築いてくれるんだと思います。
その経験は自然と普段創るガラスに反映されます。
だからこそのテーマが人生となり、その方の考え想いを表すことが課題となっていったように思います。
人は必ず最後の時を迎え、そこをめざし精一杯輝くために生きている。
いかに最期までその人らしくあることをテーマにお手伝いをしたり、消えそうになる灯火を、夜勤者とバトンのようにつなぐ事が課題であったり。
いつも考えさせられます。
なにが正解かわからないまま試行錯誤の日々。
それでも託された想いが存在します。
大切な家族を託す背景には、いろんな葛藤や想いもあるのかもしれません。
最善の選択として託される想い。
叶うのなら家族さんが一番してあげたいことを、専門職として託されている現実を改めて感じています。
看護師となって、気が付くと30年が過ぎようとしています。離職していた時期もありましたが、それでも重ねた月日は自分を成長させ、人生を豊かなものにする為の学びと変えてくれました。
そんな歩みこそ、自信となり兼業するという今のスタイルに落ち着いたように感じます。
兼業する為には、どちらも中途半端な覚悟は許されないと私は感じます。
なので目の前のことをこなす事で、精一杯な時も多いです。
だからこそ、周りで支えてくれる仲間だったり、理解してくれる存在がとても重要で
人に恵まれていると感じます。
自分1人で出来ることなど限られているからです。
でも、周りにそれを得意とし頼れる存在がいるからこそ、そんな方々に出会って来れたからこそ
今の私がいて、天使の羽音が存在します。
すべての出逢いに感謝し、ご縁をいただけたこと…心より感謝申し上げます。