ガラス彫刻を始めたのは24年前。
初めは電動ルーターから始まりました。サンドブラストを導入して4年目。
自分の技術を磨くために目標として続けた個展は、6年目を迎えます。
続けたことでいつしか、ガラス彫刻作家と周知され、周りの方から紹介頂けることで、多くのご縁を頂きました。
川連漆器.伝統工芸蒔絵師【佐藤渉様】との出会いは、色のない世界から鮮やかな色の世界へ
墓石販売の秋田アトム【長岡崇様】との出会いで、私の世界は一気に変わりました。
ガラスから石の彫刻世界へ、飛躍したのです。
石に彫ることは、自らが生きた証として魂が尽きたとしても、後世に引き継がれてゆくと思えたのです。
そして今、私が目にする石に、同じ想いで託した先人達の想いが刻まれていると思ったのです。
大切な言葉が未来永劫続きますように。
平和でありますようにと、祀られた想いと感じたのです。
戒名彫り見習いとしての仕事。
同時に作品を作る作家として、表現したいと思ったのです。
こちらの龍は、日本滝100選にも選ばれた
小坂町七滝 孫左衛門の売り場に展示頂いております。
こちらもご縁を頂き、叶えることが出来ました。龍伝説の地に奉納出来たことを何よりも嬉しく思います。
ガラスに観音像を刻み、個展も開催致しましたが、次回個展でも人が長い月日…手を合わせ時には想いを託したであろう神仏をテーマに制作してゆきたいと思っております。
石とガラス作品。
新しい表現の世界へ、自らの技術を磨きより高みをめざし努力してゆきたいと思います。
作家として彫りの世界で生きることを改めて決めたことをご報告し、技を極めたあかつきには神社仏閣へ奉納できるような、石を刻む事をこれからの目標にしたいと思います。